ムスメとオットとジィちゃんと。

デビューのムスメ、復帰のオット(父)、イーグルアイのジィちゃん、3人がつむぐド素人野鳥物語。

ジィちゃんと探鳥・富士吉田口登山道の野鳥/2019-11-24

 

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シジュウカラ「えぇ!ウソ!!晴れた!?」

オット「あぁ、シューネンってヤツさ…。」

 

 

<やさしいきもち>

 

(や)野外活動、無理なく楽しく

(さ)採集は控えて、自然はそのままに

(し)静かに、そーっと

(い)一本道、道からはずれないで

(き)気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑

(も)持って帰ろう、思い出とゴミ

(ち)近づかないで、野鳥の巣

 

日本野鳥の会さんが提唱するフィールドマナーです。

 

四季オリオリの日本で、野鳥たちがイキイキと生きていくため、

未来のバーダーさんたちに、ステキな探鳥環境を残すため、

はたまた、海外に渡った野鳥たちが、現地で困らないため、

 

どーですか、みなさん、いっしょにやりませんかー!!!

 

 

雨の3連休、オットの脅し、いや、願いが天に通じたか、

快晴とはいかないまでも、雨はあがってくれた。

 

11月24日、イキっちゃって仕方ないオットは2時半に起床、

ベッド内で自分を落ち着かせるが、寝られるはずもなく、

ガマンできずに、4時半出発、一路富士山麓へ。

 

そーですよ、降ってましたよ、雨。

メットのシールドが曇って、国道20号そりゃ怖かったですよ。

 

でもね、9時くらいから曇りだってんだ、行きますですよ。

 

吉田口登山道中の茶屋、現着、雨…。

富士吉田市は、すっかり雨があがっていたにもかかわらず…。

 

コンビニに戻ってシバシ休憩、再トライも雨変わらず…。

空を見上げ、明るい河口湖・西湖方面と進み、

西湖野鳥の森公園を目指すも、マラソン大会が開かれているとか。

 

ラストトライの吉田口登山道で、シューネンが実ったワケです。

 

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カワラヒワ「そこまでして、結果カワラヒワって…。」

オット「おぉぉっと何でぃ何でぃ!カワラヒワの何が悪いってんだ!!」

 

雨上がりのブレックファーストに一心不乱中のカワラヒワ

ジッサイにはオットとの会話は成立していなかったでしょう。

 

一心不乱中の様子を、どぅぞ。

 


雨上がりのブレックファーストに一心不乱中のカワラヒワ、友情出演オットの鼻息、富士吉田口登山道にて。

 

野鳥たちも、雨上がりを喜んだのか、アチラコチラから声が。

 

さーどーする!?ウレシイ悲鳴だねー!!

 

吉田口登山道の定番、ゴジューとホオジロの声が聞こえないのが気がかりだが、

ズィズィと歩を進めては、オモムロに足を止め気配を探る。

 

このダルマサンガコロンダが、オットの探鳥の真骨頂であります。

 

だかしかーーーし!!!

 

昨日仕入れた防寒グッズの、インナーブーツと長靴の相性が悪く、

歩くたびに、モッキュモッキュいっている…。

 

コレではオットのヌキ足サシ足の術が台無しだ…。

 

仕方なく足を止め、しばらくオットは樹ですよ~の術に切り替えて待つと。

 

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ゴジュウカラ「いるって。そりゃ。っつーか、オメェさっきコケだべ?」

オット「あぁぁぁぁ!見られていたか!!」

 

ワリと砂地で歩きやすい登山道、油断してヨーガンの固まりにつまずき、

寄りつつある(あえてつつで)年波に勝てず、両膝片肘をつく失態…。

 

悲しむことはない、機が熟せばエベレストだって登ってやるサ。

機は熟さんだろうがな。

 

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オシリゴジュウカラ「だから…、こーゆーの出すなって…。」

オット「油断大敵、オット難敵ジャ~~~~!!!」

 

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ゴジュウカラ「枝とヘーコーの美学、我ながら美しい…。」

オット「お!やるジャン。オシリと同じくらい美しい…。」

 

チャチャを入れてきたのが、ヒヨドリ

わずかな野鳥の気配を探っていたオットにとって、コレも難敵。

 

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ヒヨドリ「ピ~ヤ、ピ~ヤ、ピ~~~~~~~~ヤッ!!」

オット「羽がキレイに撮れなくてゴメンね。オットのカメラではこんなモンよ…。」

 

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ヒガラ「こんな写りじゃ、」

 

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ヒガラ「や~~~~だ~~~~~~~!!!」

オット「わがまま言わないのッ!奇跡的に年金もらったらカメラ買うからッ!」

 

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カシラダカ「えぇ!?ココで見つかるッ?」

オット「ハハハ、隠れたつもりだろうが、そーはイカン!」

 

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オシリダカ「ホンッと、こーゆーのヤメロって…。」

オット「そのワリにしっぽピーンて、ノリノリじゃないのホントは~!」

 

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カシラダカ「そー言われると、まぁ、悪い気はしないかな。」

オット「でしょでしょ、そーでしょー!」

ゴジュウカラ「カシラ!コイツにだまされるな~~~~!!!」

 

ゴジュウがフィフィフィ、シジュウカラがツーツーピー、

ヤマガラがニニニーニーニー、エナガがジュルルジュルル、

その合間に、控えめなあの声。

 

いるな。

 

菊。

 

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シジュウカラ「下かッ!!」

オット「ノンッ!」

 

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シジュウカラ「探してくるッ!パラララララッ!!!」

オット「頼んだッ!」

 

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キクイタダキ「あ~あ~あ~、行っちゃった、ココにいるのに。」

オット「いた。」

 

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キクイタダキ「頭の菊サービス、あ、ボケた…。ハイ、宿題ね~!」

オット「宿題多いなぁ…。」

 

 

子供の頃と違って、宿題多いの、うれしいッス。

 

 

 

ハ、恥ずかしながら…。


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ITな知人に脅さ、いや勧められて…。

よくわからんなら、好きなモノだけ出してやるゼ。

ガソリン代になるかな…。