シジュウカラ「えぇ!ウソ!!晴れた!?」
オット「あぁ、シューネンってヤツさ…。」
<やさしいきもち>
(や)野外活動、無理なく楽しく
(さ)採集は控えて、自然はそのままに
(し)静かに、そーっと
(い)一本道、道からはずれないで
(き)気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑
(も)持って帰ろう、思い出とゴミ
(ち)近づかないで、野鳥の巣
日本野鳥の会さんが提唱するフィールドマナーです。
四季オリオリの日本で、野鳥たちがイキイキと生きていくため、
未来のバーダーさんたちに、ステキな探鳥環境を残すため、
はたまた、海外に渡った野鳥たちが、現地で困らないため、
どーですか、みなさん、いっしょにやりませんかー!!!
雨の3連休、オットの脅し、いや、願いが天に通じたか、
快晴とはいかないまでも、雨はあがってくれた。
11月24日、イキっちゃって仕方ないオットは2時半に起床、
ベッド内で自分を落ち着かせるが、寝られるはずもなく、
ガマンできずに、4時半出発、一路富士山麓へ。
そーですよ、降ってましたよ、雨。
メットのシールドが曇って、国道20号そりゃ怖かったですよ。
でもね、9時くらいから曇りだってんだ、行きますですよ。
吉田口登山道中の茶屋、現着、雨…。
富士吉田市は、すっかり雨があがっていたにもかかわらず…。
コンビニに戻ってシバシ休憩、再トライも雨変わらず…。
空を見上げ、明るい河口湖・西湖方面と進み、
西湖野鳥の森公園を目指すも、マラソン大会が開かれているとか。
ラストトライの吉田口登山道で、シューネンが実ったワケです。
オット「おぉぉっと何でぃ何でぃ!カワラヒワの何が悪いってんだ!!」
雨上がりのブレックファーストに一心不乱中のカワラヒワ、
ジッサイにはオットとの会話は成立していなかったでしょう。
一心不乱中の様子を、どぅぞ。
雨上がりのブレックファーストに一心不乱中のカワラヒワ、友情出演オットの鼻息、富士吉田口登山道にて。
野鳥たちも、雨上がりを喜んだのか、アチラコチラから声が。
さーどーする!?ウレシイ悲鳴だねー!!
吉田口登山道の定番、ゴジューとホオジロの声が聞こえないのが気がかりだが、
ズィズィと歩を進めては、オモムロに足を止め気配を探る。
このダルマサンガコロンダが、オットの探鳥の真骨頂であります。
だかしかーーーし!!!
昨日仕入れた防寒グッズの、インナーブーツと長靴の相性が悪く、
歩くたびに、モッキュモッキュいっている…。
コレではオットのヌキ足サシ足の術が台無しだ…。
仕方なく足を止め、しばらくオットは樹ですよ~の術に切り替えて待つと。
ゴジュウカラ「いるって。そりゃ。っつーか、オメェさっきコケだべ?」
オット「あぁぁぁぁ!見られていたか!!」
ワリと砂地で歩きやすい登山道、油断してヨーガンの固まりにつまずき、
寄りつつある(あえてつつで)年波に勝てず、両膝片肘をつく失態…。
悲しむことはない、機が熟せばエベレストだって登ってやるサ。
機は熟さんだろうがな。
オシリゴジュウカラ「だから…、こーゆーの出すなって…。」
オット「油断大敵、オット難敵ジャ~~~~!!!」
ゴジュウカラ「枝とヘーコーの美学、我ながら美しい…。」
オット「お!やるジャン。オシリと同じくらい美しい…。」
チャチャを入れてきたのが、ヒヨドリ。
わずかな野鳥の気配を探っていたオットにとって、コレも難敵。
ヒヨドリ「ピ~ヤ、ピ~ヤ、ピ~~~~~~~~ヤッ!!」
オット「羽がキレイに撮れなくてゴメンね。オットのカメラではこんなモンよ…。」
ヒガラ「こんな写りじゃ、」
ヒガラ「や~~~~だ~~~~~~~!!!」
オット「わがまま言わないのッ!奇跡的に年金もらったらカメラ買うからッ!」
カシラダカ「えぇ!?ココで見つかるッ?」
オット「ハハハ、隠れたつもりだろうが、そーはイカン!」
オシリダカ「ホンッと、こーゆーのヤメロって…。」
オット「そのワリにしっぽピーンて、ノリノリじゃないのホントは~!」
カシラダカ「そー言われると、まぁ、悪い気はしないかな。」
オット「でしょでしょ、そーでしょー!」
ゴジュウカラ「カシラ!コイツにだまされるな~~~~!!!」
ゴジュウがフィフィフィ、シジュウカラがツーツーピー、
その合間に、控えめなあの声。
いるな。
菊。
シジュウカラ「下かッ!!」
オット「ノンッ!」
シジュウカラ「探してくるッ!パラララララッ!!!」
オット「頼んだッ!」
キクイタダキ「あ~あ~あ~、行っちゃった、ココにいるのに。」
オット「いた。」
キクイタダキ「頭の菊サービス、あ、ボケた…。ハイ、宿題ね~!」
オット「宿題多いなぁ…。」
子供の頃と違って、宿題多いの、うれしいッス。
ハ、恥ずかしながら…。
ITな知人に脅さ、いや勧められて…。
よくわからんなら、好きなモノだけ出してやるゼ。
ガソリン代になるかな…。