『道志のハヤブサ』号だ。
山中湖へつながる道志道を、時速20kmで走るスーパーカブ、
毎回、山伏のトンネルへ続くくだり(登りか)では、数々の方々にご迷惑をおかけする。
ところ変われば、異名も変わる。
今日、目指すは柳沢峠、したがって、奥多摩~大菩薩のヤブサメ号だ。
パンク修理があがってきたかと思っていたら、
エンジン全体のオーバーホール完了。
もういいですかな、団塊写真家さんたち、さよ~なら~!
林道入り口で、野鳥たちの声が絶好調、いいゾ、きっといいゾ。
スタートの長いスロープ、左側の沢づたい、アタリなし。
一旦突き当たった。
カケス「今日も、ハラと尾の駄作の積み重ねだな~!」
オット「言ってくれるじゃないのカケっさん、正解をいきなり言っちゃダメよ…。」
ヌヌヌヌヌヌヌヌ!
柳沢峠で、これまでなかった感じが!!
オット「この眉、この尾の短さ、はッ、初めまし」
ヤブサメ「じゃないよ。何回も会ってるけど、お前ぇ、気付かないだけ。」
オット「ホワァァァ、やっぱそうなの!?」
この時、同時に逆サイドにカラ軍団が来ていたモンで、
どーしたモンかわからず、集中できず、でした。
う~ん、一応、お初にさせてくださいナ。
サテハテ、カラ軍団なんですが、いつも以上に動きがはえー。
一緒にいたソウシチョウも、この通り。
ソウシチョウ「アシダケトレテテ、ウゴキガアルエニ…、ッナワケナイデショー!」
オット「動かないで、お願い…。」
なにやらヒタキ「帰宅後飲み過ぎじゃない!?調べる気ないでしょ…。」
オット「デキあがってしまった以上、調べるの不可能だねッ!」
オット「アウッ、久々のキバシリ???????」
コゲラ「ちーがぅよッ!ズー!」
オット「おぉ、コゲラっちか!動き早ぇなぁ!!!」
ゴジュウカラ「なぬッ!動きの早さ、負けねぇゼ~!」
オット「早ぇよ、手加減してよ…。」
ゴジューはじめ、カラ軍団の大群に囲まれた幸福感。
ゴジューだ、シジューだ、コだ、ヒだ、ヤマだ!
フルキャストの醍醐味を堪能する。
ゴジュウカラ「撮れる時に撮れや。大サービスはそうそうないぜ。」
オット「お言葉に甘えるゼ!!!」
お言葉に甘えると、チョイと進んだ先で、念願の1つ、
壁ゴジューが撮影できた!
ゴジュウカラ「壁ゴジュー…。」
オット「そうそう、壁ゴジュー、ね。」
コガラ「壁ゴジュー!?何ソレ?壁コガラもあるの?」
オット「壁コガラはないよ。あってもいいけど。」
今回、コマさん&コルリちゃんは現れず。
コレだけゼイタクなら、それはそれでいい。
帰りの道々、壁ゴジューがワンサカ。
ゴジュウカラ「普通サ、ウメジロとかコスノビでしょ?壁ゴジューって…。」
オット「えっ何で?壁ゴジュー誰だって撮影したいヤツじゃないの!?」
どうやら、オットは撮影どころか、撮影テーマのピントも大幅に狂っていたようで…。