ムスメとオットとジィちゃんと。

デビューのムスメ、復帰のオット(父)、イーグルアイのジィちゃん、3人がつむぐド素人野鳥物語。

ジィちゃんと探鳥、新潟県・美人林の野鳥/2022-05-30

 

雨乞いの 燃ゆるそびの音 空焦がす

 

 

新潟県・美人林で、アタクシが詠んだ句です。

 

毎日更新の俳句ブログを展開する職場の同僚によれば、

まぁまぁ、とのことであります。

 

それよりも句を詠んだことを褒めていただきました。

 

ameblo.jp

 

野鳥とともに俳句に興味がある方は、ぜひ評論してやってください。

 

 

 

 

さぁ、美人林の、いや、アカショウビンの話を始めましょう。

 

 

書き始めたけど、何度も何度も、書きなおすんだろうなぁ…。

ソレも、オモシロイぢゃないですか、タップリ時間をかけましょう。

 

 

 

自分の欲を信じ、目覚ましをかけずに、

ベッドから出たのは、深夜2時。

 

やはり、アカショウビンにかける情熱はホンモノだった。

 

 

余談、いるとわかっていて行くのは好きではないと、

このブログでも、何度も書いてきました。

 

言い訳だけんども、アカショウビンはそーはいかない。

 

本当は、丹沢で出会いたかったが、ココは出会える確率を上げにいきました。

 

 

長距離の高速道路は初めての経験。

3時に乗った関越道は、道路が見えづらく、かえって恐怖心が…。

 

 

あ、もう美人林の話、聞きたいですよね…。

チョイと話を端折りましょう。

 

 

現着は、7時過ぎだったか…。

駐車場に着き、エンジンを止めるなり、キョロロが響き渡っていた。

 

 

いる。

 

 

間違いなく、いる。

 

 

 

 

ヤツが、近くに、いや、遠くにも、いる。

 

 

サンショウクイ「そりゃ、いるよー。しっかり出会って帰んなよ!」

オット「おぉ、あんがとよ。でも、チミも好きなんだよね。」

 

駐車場にいた、キセキレイも、サンショウクイも、ホオジロも、

すべて、アカショウビンのコーラス付きだった…。

 

 

さぁ、いよいよ数年ぶりに美人林に入っていく。

 

まずは、キビタキヤマガラ、そしてヒヨドリ

 

 

誰もいなかった美人林を歩いていると、

2人のバーダーさんが、カメラをセットし、イスに座った。

 

ほぅ、やはり池の近くで待つのか…。

 

 

コチトラ、待つのは大の苦手。

 

美人林は、実はそれほど大きくはない森なので、

30分もあれば、歩きつくせる。

 

ソレを、行ったり来たり、行ったり来たり。

 

野鳥がいないときは、森林浴を楽しみつつ。

 

 

 

歩いていると、どーやら、アカゲラの巣があると思しき場所が。

 

巣&子育ても、早めの切り上げ対象なのが、ワタクシのルール。

 

 

その近くで。

 

 

オオアカゲラ「手に入れた宝に地図によるとねー、この辺に…。」

オット「キツツキの宝の地図、地面にお宝があるのか…!?」

 

 

オオアカゲラが、子どもたちのためにお宝を集めようと奮闘していた時、

頭の上で、かなり大きなキョロロが響き渡った。

 

 

 

ついに、来たか。

 

 

 

コレを逃せば、今回はダメだな。

 

首が痛くなろうが、頭痛が始まろうが、目線を樹上から下げるつもりはない。

 

キョロロの声は、少しずつ右へ移動し、下がってきた気がした。

 

 

 

その時、目線の先から、さらに右奥に飛んでいく、ムクドリのような影。

 

ココからの数秒は、一生忘れることはない。

 

 

 

なぜか、探さなくてもわかった。

 

枝にとまるのが、見えたから。

 

 

木々のわずかな隙間、そう、ホントに自分からしか見えない位置、

 

 

 

 

いた。

 

 

その姿は、思っていたよりも小さかった。

 

 

その体は、思っていたよりもスリムだった。

 

 

その嘴は、思っていたよりも大きかった。

 

 

赤とオレンジのコントラストは、思っていたよりも美しかった。

 

 

 

 

アカショウビン

 

 

 

子供の頃、一生観ることはないだろうと憧れた野鳥。

 

 

観てしまった。

 

 

 

双眼鏡で観たのは、3秒ほどか、

慌てて我に返り、カメラを構えるも、

 

興奮と緊張のせいか、フレームに入らない。

 

場所を確認するために、もう一度双眼鏡を使ったが、

 

その姿は、もうなかった…。

 

 

 

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

 

 

ため息がこぼれたのも、心臓の音が聞こえたのも、

手の震えに気づいたのも、硬直したほほが緩んだのも、

 

その数分後だった。

 

 

それからは、もう何を撮っても、よくわからなかった。

 

ピントなんて、あってるか、あってないか、わかならかった。

 

 

 

だって、アカショウビンを、観たから。

 

 

 

 

 

 

 

はぁぁぁぁ、書いてても、また興奮してきました。

 

帰り道は、6時間以上かかったんですが、

頭に染み付いた、あのキョロロの声が離れなくて…。

 

 

今も、イロイロな表現が浮かんでは消えてを繰り返しています。

 

 

伝わったでしょうか!?

 

 

 

 

今後、行ってみたいと思った方に、少々アドバイスを。

 

森の学校がオープンする9時で、美人林は姿を変えます。

 

この日も、森の学校で体験学習をする学生さんが多数、

観光で訪れる方々が多数、9時過ぎには美人林にあふれました。

 

モチロン、キョロロの声はありません。

 

いったい、どこに行っちまうんでしょうかね?

 

 

 

コレから訪問する方は、夜明けから9時までがおススメです。

 

つーか、その時間帯しかチャンスないんぢゃないですかね。

 

 

思い切って早起きして、ちょー怖かった関越道を利用して、

早朝に現地に着いた甲斐がありました。

 

 

まだまだ、書き足りないこともありますが、

言葉にできるのは、こんなモンかな…。

 

 

野鳥の登場は少ないですが、美人林の美しさ、動画でご堪能下さい。

 

 


www.youtube.com

 

 

 

アカショウビンとの距離は、少しずつですが縮まっていると思います。

 

来年の新潟大遠征では、ピンボケ記念写真が撮れたらいいなぁ…。

 

 

少しずつ、少しずつ、長い時間をかけて、近づいていきたいです。

 

 

 

 

 

ハ、恥ずかしながら…。いつもご協力ありがとうございます!!

 

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