バードウォッチング初心者&入門者へ送るメッセージ<第4弾>、
今回は、ローコストで野鳥撮影を楽しむ方法を書いてみます。
スマホを使っての野鳥撮影に挑んでみました!
野鳥とたくさん出会い、魅せられたら、撮りたくなるのは当然ですね。
まずは、お品書き。
- 探鳥家と写真家の違い
- 記念撮影の醍醐味
- ローコストで野鳥撮影
- オット愛用の機材をご紹介
今回も長~くなりますゼ。
気合い入れて読んでください!
チビタキ「スピーチとスカートは短い方が…、」
オット「博多華丸大先生の名言か…、コラッ!おチビがなんてことをッ!!」
<探鳥家と写真家の違い>
まずは、かる~く序章ですな。
野鳥はご存じの通り、その美しさから、
カメラマン・写真家の被写体としての魅力も秘めています。
美への憧れは、人類の永遠のテーマでしょう。
被写体の魅力を最大限に引き出すのが、写真家の楽しさでしょうね。
コレは、リスペクトに値するモノであります。
野鳥を被写体とすることには、な~んら問題はないのですが、
(むしろ美しい写真は、その鳥を観てみたい!という心を刺激しますね)
被写体へのアプローチが、多々問題となっております。
鉄道・飛行機・風景・スポーツシーン、その他モロモロ、
写真家が追いかける被写体は様々。
だからこそ出てくる問題、野鳥に関しては多いのですね…。
まずは、餌付け…。
歩いて探すよりも、餌で引き付け撮影した方がそりゃ効率的ですね。
そして、巣の場所を突き止め、周辺の明るさ確保のために枝を折り、など…。
今年の〇〇は、巣作りの途中で放棄したねぇ、なんてホント何度も聞きました。
巣の周辺に、何十人も居座ったら、そりゃ、営巣放棄もしますよね…。
さらに、立入禁止区域への侵入で、野草ファンなどへの迷惑…。
野鳥の写真を撮りたい願望を身勝手にかなえる行為、
正直、コレはやめて欲しい…。
野鳥=被写体だから、モノを扱ってる感覚なのかなぁ…。
ホント、何十回も、見かけてます。
もー、ザンネンの一言…。
ただ、コレがバードウォッチングの主流になりつつある、
オットは、そんな気がしています。
比べて探鳥家は、営巣中や子育ての野鳥を見つけると、
わずかな時間、観察して、すぐにその場を離れます。
探鳥家同士のコミュニケーションは簡潔で、
「あの辺に○○の巣があるよ、チョットだけ観てごらん。」
で、探鳥家の皆さんは、チョットだけで、その場を離れます。
わかっているんですね。
彼らの頑張りが、子供たちを育て、子供たちが育ち、
羽ばたいていきます。
そして、親の教え通り、同じように自分の子供を育てます。
どーなんだろ、そのオコボレっつーか、
その脈々受け継がれる当たり前を観させていただくのが、
探鳥家の醍醐味な気がするのですよね。
経験談を1つ。
のんびりノビタキ「おいッ、なげーな…。序章だろ、まだ…。」
オット「言わせてくれ…、序章だけど、ある意味キモなんや…。」
丹沢の林道をバイクで走っていたら、ガードレールにオオルリ。
口には、ムシを加えていました。
通り過ぎてからバイクを止め、ソロソロと近づきます。
すでに、ソレを見つけて近くにいた写真家さんが1人。
3~4mの距離でオオルリに近づけることはマレです。
オットは、ソッコー連射で10カットほどいただき、
その場を離れました。
けれども、その写真家さん、オットが通りかかる前から、
少なくとも、10分以上頑張ってらっしゃいました。
オオルリがくわえたムシは、巣立った直後の幼鳥へと予想され、
飛び立たない様子を観ていると、子育ての必死さが伝わってきました。
ノビさんに指摘された通り、長くなってしまいましたね、
コレが、探鳥家と野鳥写真家の違いです…。
どっちが主流か、そんなことはオットが決めることではありません。
探鳥家が増えて欲しい、が、べてらんド素人探鳥家のオットの希望です。
<記念撮影の醍醐味>
どんな内容の写真だろーと、オットはお構いなしです。
ピントが合う、合わないもお構いなしです。
何せ、ウデが悪いので…。
出会ったことを記録したい、わからない野鳥を帰宅後に調べたい、
そんな理由で、オットはカメラ片手に探鳥をしています。
ジィちゃんと行った時の記念写真をムスメに自慢したい、
も、ありますね。ライバルとして。
ブログなんかで写真家さんたちの力作を拝見することがありますが、
不思議な感覚になることがあります。
夏鳥なのに、囲まれている葉が黄葉してたり、なんて。
コレは、写真家さんたちがよく使う言葉、
「証拠写真」にトリミングという画像修正を施した結果です。
新緑の青々とした葉っぱに映える夏鳥も、
なぜか、秋の紅葉にその身を置いているのですね…。
カッコウ「どーも、信号では、1年中叫んでいる、夏鳥のカッコウです。」
オット「君が救ったニンゲンは、数知れず、警視総監表彰モノだゼ…。」
繰り返しますが、自己満足の是非を問うほど野暮ではありません。
散歩がてら、野鳥を探してみた。
んで、意外と楽しかった。
そんなら、探鳥家として、記念撮影してみませんか?
ヒマだから、土手を散歩するついでにカメラを持って行った。
たまたま、野鳥がいたから、記念撮影してみた。
帰ってデキをみてみたら、何かわからん。
図鑑を見て、調べてみたら、チョウゲンボウだった!
コレを楽しー!と思う方、ぜひ野鳥撮影をしてみてください。
<ローコストで野鳥撮影>
はぁぁ、ようやっと本題にたどり着いた…。
この項の主役は、ズバリ!スマホ!!!です。
カメラはやはり、お値段するんですワ…。
そりゃ、高級カメラがあった方がいいに違いない。
でもねぇ…。
学生時代を携帯電話なしで過ごしていたオットには、
昨今のスマホの発達は、夢のような出来事です。
ホンジャ、使ってみるべ。
おそらく、スマホ本体だけの能力では拙かろうってことで、
助っ人を用意しました。なるべく安価な、ね。
【Taisioner】 スマホ用光学ズームレンズ グリップ式 単眼鏡
この望遠レンズをサッパリポンに渡し、バードウォッチングしました。
サッパリポンは、オットの職場の年下の同僚、
物覚えの悪さに定評はあるものの、手先は器用な人物です。
オットのスマホよりグレードの高いカメラ機能を備えた、
サッパリポンのスマホに期待です。
探鳥地として、選んだのは、早戸川林道。
どーかな、ちと、早いか。
サッパリポン「全然わかりません!葉っぱ多すぎ!あぁぁぁぁぁ!!」
オット「野鳥観察よりも、おまぇ観てる方が笑えるワ。」
本人曰く、自分が見ている所とカメラが映す所のギャップがすごい。
らしい。
まぁ、何より、映す前から手振れの酷さが感じ取れる。
らしい。
中腰で、悪戦苦闘する彼は、忠実なオット信者でありました。
野鳥は何も写っていませんが(本人はいたと言い張る)、
外側にいけばいくほど、ゆがみが出ていますね。
設定は上手くいったはずなのですが。
で、とにかく、動く野鳥を捕捉できません。
目視できても、スマホが野鳥を捉えきれないんですね。
この辺は、少しだけカメラ経験のあるオットが後日テストします。
スマホ&望遠レンズで撮影、1回くらいで結論出したくないですが、
おススメ!とも言い切れんし、ダメだねぇ…とも言えんですね。
カワセミ・カモ類・サギ類、この辺りはイケそうです。
動きの少ない野鳥たちや、定点でとまる習性のある野鳥たちなら、
もしかしたらイケるかもしれません。
ツグミ「いつでも協力させてもらうが。」
オット「ツグミ師匠、ホント、いつもいつもありがとうございますッ!」
立ち止まることが多く、撮影しやすいツグミ、
ムスメとオットは尊敬の念を込めて、師匠と呼びます。
(この4枚は、スマホ撮影ではありません。)
あれ!?このラインナップが撮影できるなら、オッケーじゃない!?
<オット愛用の機材をご紹介>
ホントは恥ずかしいから、イヤなんだよなぁ…。
現地で写真家さんにのぞき込まれたこともあるし…。
ま、コレもバードウォッチング初心者&入門者のためだ、
恥を忍んで、ご紹介します!
オットがこだわったのが、焦点距離です。
詳しいことは、写真家ではないのでよくわかりませんが、
よーは、より遠くの野鳥を写せるにこしたことはないってこと。
よく、最低でも300mmはないと、なんて聞きますが、
ド素人オットの意見では、300mmでは無理だと思います。
トリミングなる画像修正を前提とするならアリでしょうが、
写したそのままを楽しもうとする方は、物足りないはず。
そのてーどの浅はかな知恵で選んだのが、このカメラです。
Nikon ミラーレス一眼 Nikon 1 V2 ボディー ブラック N1V2BK
で、レンズは、とにかく安いものをチョイス。
Nikon 望遠ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR ニコンDXフォーマット専用
でも、このままじゃマウントなる問題が生じ、
単純に装着ができません。
で、接続部品的なモノを購入。
レンズが装着できるだけでなく、コイツは優れモノ。
なんと、焦点距離を2.7倍にしてくれるのです。
つまり、300mmのレンズが810mmに化けたのですね。
画質やらなんやら、写真家さんたちに言わせればモロモロあるでしょうが、
記念写真を撮りたいだけのド素人にモッテコイだったわけです。
ただ、このカメラセットだけで、7~8万円くらい…。
ウデに自信がありませんから、手振れ防止用に一脚と雲台、
確か、10万円はギリいってないかと…。
オットの場合、子供のころから野鳥観察はしていたので、
チョイと本格的にやるには、仕方ない出費。
コレから!というバードウォッチング初心者&入門者の皆さん、
この費用、出す気になりますか!?
カワセミ「地球平和のために、募金しろ!」
オット「まぁ、そーゆーな、まずは、野鳥平和を考えているんだから。」
う~ん、う~ん、う~~~~~~~ん…。
おススメできんな…。
今回の特集、野鳥撮影はおススメするんですけど、
カメラ購入は、しばしバードウォッチングが続いたら、
そんな結論なのであります。
ローコストで癒しを体験していただきたいからこその、
オットの挑戦は、まだまだ続くのでした!!
以下、特集第1弾からのバックナンバー。
doshiroutobirder.hatenablog.com
doshiroutobirder.hatenablog.com
doshiroutobirder.hatenablog.com
ハ、恥ずかしながら…。