カケス「そのファイトは、ドコから来るんだい?」
オット「う~ん、自分でもわからん…。」
森の忍者に、首を傾げられた。光栄だ。
<やさしいきもち>
(や)野外活動、無理なく楽しく
(さ)採集は控えて、自然はそのままに
(し)静かに、そーっと
(い)一本道、道からはずれないで
(き)気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑
(も)持って帰ろう、思い出とゴミ
(ち)近づかないで、野鳥の巣
日本野鳥の会さんが提唱するフィールドマナーです。
四季オリオリの日本で、野鳥たちがイキイキと生きていくため、
未来のバーダーさんたちに、ステキな探鳥環境を残すため、
はたまた、海外に渡った野鳥たちが、現地で困らないため、
どーですか、みなさん、いっしょにやりませんかー!!!
初日は、出来すぎであった。
目標を達成してしまった。
写真のデキの悪さは、来年の宿題としてとっておけるほど、
ナニヤラ余裕の雰囲気。
なんなら、思い切って日帰りで帰ってしまおうかしら…。
迷って悩んだ挙句、宿泊することに。
それほど、戸隠にしてやられたワケです。
祝杯あげて、眠ってイビキかいて、
寝坊したら、帰り道で軽井沢、
バッチーンと起きたら、戸隠アゲイン。
そう決めて、ラグビーJAPANを応援して眠りについた。
ウッヘッヘッヘッヘ、午前3時にバッチーン!
ソソクサ、そそくさ、荷物をまとめてGO。
真っ暗な山道、アカショウビン号を信じて、ソロソロと進む。
こえぇ~、真っ暗の山道、ちょーこえぇ~~~!!
ムギ・マミチャを観られたので、
それ以外の野鳥を堪能しようと、恐怖と闘うオット。
天下の軽井沢をソデにしてでもまた行きたい戸隠、
それほど、ステキな場所なのです。
現着5時半、日の出は6時。
クラフトボスでのどの渇きを癒し、恐怖を拭い去る。
もうすでに野鳥たちの息吹は、グイグイと耳に入ってくる。
自己主張が強いのはウグイスといったトコロ。
加えて、オットの知識では追いつかない何か。
それは、ラップでもポップスでもなければ、
ニューミュージックでもなく、演歌でもない。
うん、紛れもなく、交響曲。
オットごときの拙筆で書き記すことは、出来ませんね。
ド素人ショクン、来年の10月は、
思い切って戸隠へ訪れることをおススメしますよ。
ムギマキ・セニョリータ「何!?今日の入りの長さ…。」
オット「何を言うか、野鳥の交響曲への賛辞だろうが。」
ムギマキ・セニョリータ「ま~た、ビールの飲みすぎか…。」
2日目のこの日は、迂回ルートの右左で悩んでいました。
左は、昨日通ったルート。
よしッ!右ルートで決定!!!!!!!の瞬間。
たぶん写真家さん「何!?ムギマキ?」
オット「ま、いちおーそーです。」
たぶん写真家さん「よしッ!行こう行こう!」
オット「あ、いゃ、え~と、えぇ…。」
立ち入り禁止の木道には立ち入らないオット、
押し切られてついていくも。
左右の茂みから、野鳥がバサバサッ、バサバサッ!
オットの心の声「あら!?あれ?ヌヌ!えぇ!?おわ~!!」
止りたいよ~!止って、探鳥したいよ~!!!
その間も、写真家さんのおしゃべりと足を引きずる音は止らず…。
所要時間5分程度だったかな、ようやく目的の場所へ着きましたが、
オットは、メンタルはズタズタ…。
冒頭のムギマキを観て、前述の写真家さんにアイサツをして、
5分足らずで、現場を去りました…。
善意で誘っていただけたのだと思いますが、
ダメなものは、ダメですね。
それをあなた方世代がやり続けて、日本が壊れたんですよ…。
帰り道は、自分を取り戻して、遠回りの迂回ルートへ。
ヒヨドリ大のナニヤラが、数羽でじゃれあっていました。
双眼鏡で観るとクロツグミに観えましたが、
時期的にも、薄い。
ダメもとで、シャッターを押し続けました。
マミチャジナイ「だ~れがクロツグミじゃ~~~!!」
オット「だってさ~、おなかにテンテンテン観えた気がしたんだモン!!」
急がば回れ、はるか昔の偉人たちは、えぇ言葉を残してくれました。
急がばルールを破っても迷惑かけても後でなぁなぁになるから急げ…。
やれやれ…。
遠回りして、入り口付近に戻ってくると、
またもや、激しい白兵戦と空中戦が。
カシラダカ「おぅおぅおぅ、戸隠でカシラでもあるまぃし!」
オット「アタマの上にいるカケスを含めて、戸隠かんけーねーな。」
あらためまして、探鳥家ですので。
メジロ「お金たまったら、また来いや~!」
オット「あぁ、考えとくワ!」
入り口付近で、コレまでの最大規模のカラ軍団&メジロ・アオジに見送られると、
来年も来たいなぁと、心のソコから思うオットでありました。
10月27日、本日訪れた丹沢湖のお話は、
興奮が冷めやらぬので、次回へ回します。
ハ、恥ずかしながら…。