さて今回は、柳沢峠に行ってまいりました。
朝4時半に出発して、4時間の行程。
おんぼろスーパーカブ50、はやぶさ号が青梅街道を切り裂きます。
上り坂時速15kmで…。
以前は、2速で上がれたんだけどな…。
最近上り坂で1速の投入時間が長くなっている…。
先日のコルリは、ムスメの判定でほぼほぼノーカン。
餌付けのやらせですからね、仕方ない。
ヨッシャ、本命コマドリ、天然モノでイキましょう!
ムスメからの指令、「観てもいいけど、撮っちゃダメだよ。」
ううう、なんてコクな…。
早朝から山岡家さんのラーメンにお世話になり、
準備万端で現着。
林道入ってすぐ左側の沢が、写真家さん達のステージです。
『常識的な“道”をそれない』がモットーですので、
小さな沢に立ち入ったことは無かったのですが、
どんなもんかと入ってみました。
行ったことがある方はご存知だと思いますが、
まぁそれは程よく整備されていまして、
バーダーは、ココには用が無いと判断し、
3分で撤収いたしました。
その後、上り坂を少しずつ少しずつ登っていきます。
出迎えてくれたのは、アオジ。
アオジ「舌打ちみてぇのしかできねぇと思ってただろ~!」
オット「あ、なにキミ、いいのど持ってるねぇ!控え目なのがさらにいいねぇ。」
チョッとアオジのファンになりました。
林道を進みます。
〇〇〇「ジュ~、ゥ、イチ~!」
オット「確かにそう聞こえたけど、ゥ、が低くね…。」
犯人「ハハハ、知ーらね、逃げろ~!」
オット「ヤッパシ、キミか。」
そんなこんなで、やらせステージの第2に差し掛かります。
オットの心の中「観てぇ、観てぇ、でも、ココじゃ、ノーカンだ…。」
素通りしました。
登っていくと、道の左側にステージが作られています。
道の右側に、写真家さん達が並びます。
30~40cmほどのコンクリートのガード的なモノがあり、
ちょうど座りやすくなっています。
ココに20人くらいがならんでいます。
正直、道を通りづらい…。
野鳥に興味の無いハイカーさん達は迷惑でしょうね…。
そして、野鳥に興味があるオットが見ても、
…気持ち悪い。
知~らない、探鳥家ではない写真家は無視して、進みます。
〇〇ムシクイ「焼酎1ぽ~ん、サラシにま~い~てぇ~!」
オット「おめぇ、マジか!?いつもと違うジャンか?」
鳴き方が違ったんです。
帰宅後、ご親族の皆様方も調べさせていただきましたが、
やはり、センダイさんにならざるをえない…。
コレもバードウォッチングの醍醐味か…。
コガラ「そうそう、ひげの濃さとかは、あくまでヒントだからね。」
オット「ウム、人間も個体差あるからね。」
今日は奥の奥まで行くつもりはなかったので、
ジワジワ進んだ成果が、ついに出たのでした。
コマドリ「しゃーねーな、もういっか、出てやるよ。」
オット「オオオオオオオオオ、コココココココ、コマドリ!!」
ついに、だ、ゼ!
ついに、ついに、ついに、だ、ゼ!
後輩のド素人バーダー諸君、コレがコマドリだ、ゼ!
全身が写ってない!?
そんなの、イカサマ・インチキ・迷惑・餌付け写真家に任せとけって。
待っても待っても、待っても待っても、全身出てこないコマドリ。
鳴き声は、聞こえるのに!?を卒業した瞬間でした。
うん、鳥肌たちましたね。
よかった~、エサでおびき寄せたインチキのコマドリと会えなくて!!
もう1回書いておきます。
柳沢峠は、(全部が全部じゃないですが)やらせ餌付けコマドリです。
オオルリ「お~め~で~とォ~!」
オット「おぉ、今年急に親友になったオオルリよ、ありがとう!」
そして奇跡は続く。
マダムの登場、近距離3m!
ガサゴソいってたんですよね、なんか。
待っても待っても出てこないコマドリ。
実は、こんな感じで警戒してたんですね。
そのオッカナビックリな目を見て、
あらためて大ファンになりました!
マダムコマドリ「その長い黒いヤツからドカ~ンって出ない?」
オット「あぁ、カメラのレンズか、ステキな出会いを記録するだけだよ。」
あまりの感動に、直後に出会ったキビタキがコレ。
キビタキ「おいッ!しっかりしろッ!!」
オット「そりゃ無理だよ。念願だものサ…。ま、キミん時もそうだったけど。」
まぁ~、今日は絶好調でしたね。
コレで、ホィホィホィときたら、この夏終わっちゃったかもしんない。
い~や、絶好調だからこそ、思い切ってこの夏は欲をかいてみましょう!!