ムスメとオットとジィちゃんと。

デビューのムスメ、復帰のオット(父)、イーグルアイのジィちゃん、3人がつむぐド素人野鳥物語。

ジィちゃんと探鳥、柳沢峠の野鳥/2018-5-17

 

さて今回は、柳沢峠に行ってまいりました。

朝4時半に出発して、4時間の行程。

 

おんぼろスーパーカブ50はやぶさ号が青梅街道を切り裂きます。

上り坂時速15kmで…。

 

以前は、2速で上がれたんだけどな…。

最近上り坂で1速の投入時間が長くなっている…。

 

先日のコルリは、ムスメの判定でほぼほぼノーカン。

餌付けのやらせですからね、仕方ない。

 

ヨッシャ、本命コマドリ、天然モノでイキましょう!

 

ムスメからの指令、「観てもいいけど、撮っちゃダメだよ。」

ううう、なんてコクな…。

 

早朝から山岡家さんのラーメンにお世話になり、

準備万端で現着。

 

林道入ってすぐ左側の沢が、写真家さん達のステージです。

『常識的な“道”をそれない』がモットーですので、

小さな沢に立ち入ったことは無かったのですが、

どんなもんかと入ってみました。

 

行ったことがある方はご存知だと思いますが、

まぁそれは程よく整備されていまして、

バーダーは、ココには用が無いと判断し、

3分で撤収いたしました。

 

その後、上り坂を少しずつ少しずつ登っていきます。

 

出迎えてくれたのは、アオジ

 

f:id:doshiroutobirder:20180517181018j:plain

 

アオジ「舌打ちみてぇのしかできねぇと思ってただろ~!」

オット「あ、なにキミ、いいのど持ってるねぇ!控え目なのがさらにいいねぇ。」

 

チョッとアオジのファンになりました。

 

林道を進みます。

 

ホトトギスツツドリ、遠いな…、こりゃ観られんな…。

 

〇〇〇「ジュ~、ゥ、イチ~!」

オット「確かにそう聞こえたけど、ゥ、が低くね…。」

 

f:id:doshiroutobirder:20180517182808j:plain

 

犯人「ハハハ、知ーらね、逃げろ~!」

オット「ヤッパシ、キミか。」

 

そんなこんなで、やらせステージの第2に差し掛かります。

 

オットの心の中「観てぇ、観てぇ、でも、ココじゃ、ノーカンだ…。」

 

素通りしました。

 

登っていくと、道の左側にステージが作られています。

道の右側に、写真家さん達が並びます。

30~40cmほどのコンクリートのガード的なモノがあり、

ちょうど座りやすくなっています。

ココに20人くらいがならんでいます。

 

正直、道を通りづらい…。

野鳥に興味の無いハイカーさん達は迷惑でしょうね…。

 

そして、野鳥に興味があるオットが見ても、

 

…気持ち悪い。

 

知~らない、探鳥家ではない写真家は無視して、進みます。

 

f:id:doshiroutobirder:20180517184025j:plain

 

〇〇ムシクイ「焼酎1ぽ~ん、サラシにま~い~てぇ~!」

オット「おめぇ、マジか!?いつもと違うジャンか?」

 

鳴き方が違ったんです。

帰宅後、ご親族の皆様方も調べさせていただきましたが、

やはり、センダイさんにならざるをえない…。

 

コレもバードウォッチングの醍醐味か…。

 

f:id:doshiroutobirder:20180517184347j:plain

 

コガラ「そうそう、ひげの濃さとかは、あくまでヒントだからね。」

オット「ウム、人間も個体差あるからね。」

 

今日は奥の奥まで行くつもりはなかったので、

ジワジワ進んだ成果が、ついに出たのでした。

 

f:id:doshiroutobirder:20180517184646j:plain

 

コマドリ「しゃーねーな、もういっか、出てやるよ。」

オット「オオオオオオオオオ、コココココココ、コマドリ!!」

 

ついに、だ、ゼ!

 

ついに、ついに、ついに、だ、ゼ!

 

後輩のド素人バーダー諸君、コレがコマドリだ、ゼ!

 

全身が写ってない!?

そんなの、イカサマ・インチキ・迷惑・餌付け写真家に任せとけって。

 

待っても待っても、待っても待っても、全身出てこないコマドリ

鳴き声は、聞こえるのに!?を卒業した瞬間でした。

 

うん、鳥肌たちましたね。

よかった~、エサでおびき寄せたインチキのコマドリと会えなくて!!

 

もう1回書いておきます。

柳沢峠は、(全部が全部じゃないですが)やらせ餌付けコマドリです。

 

f:id:doshiroutobirder:20180517185616j:plain

 

オオルリ「お~め~で~とォ~!」

オット「おぉ、今年急に親友になったオオルリよ、ありがとう!」

 

そして奇跡は続く。

 

f:id:doshiroutobirder:20180517224741j:plain

 

マダムの登場、近距離3m!

ガサゴソいってたんですよね、なんか。

 

待っても待っても出てこないコマドリ

実は、こんな感じで警戒してたんですね。

 

そのオッカナビックリな目を見て、

あらためて大ファンになりました!

 

マダムコマドリ「その長い黒いヤツからドカ~ンって出ない?」

オット「あぁ、カメラのレンズか、ステキな出会いを記録するだけだよ。」

 

あまりの感動に、直後に出会ったキビタキがコレ。

 

f:id:doshiroutobirder:20180517225120j:plain

 

キビタキ「おいッ!しっかりしろッ!!」

オット「そりゃ無理だよ。念願だものサ…。ま、キミん時もそうだったけど。」

 

まぁ~、今日は絶好調でしたね。

コレで、ホィホィホィときたら、この夏終わっちゃったかもしんない。

 

い~や、絶好調だからこそ、思い切ってこの夏は欲をかいてみましょう!!