ライバル・ムスメがうらやましい…。
ダメだ、どうしても、うらやましい…。
ミヤマホオジロが観たい…。
行こう。多摩森林科学園へ。
ジィちゃん誘って。
まー、モーレツに寒かった。
早朝6時前、東京都下へひた走るカブ50、
手首・足首の隙間風に心が折れ、何度も保温休憩。
ようやく現着するも、氷点下。
そりゃそうだ。
開園時間には早かったので、チョッと先の日影沢林道へ。
もースッゲー日影。
ガサゴソと動くコジュケイを見つけるも、
手が思うように動かず、ピンボケどころの騒ぎじゃない。
あまりの寒さか、特に野鳥の動きもなかったので、
再度保温休憩をとって、多摩森林科学園へ。
ヤマガラ「ピンボケを寒さのせいにするヘタッピが来た!」
オット「ホントのことをズケズケというね、いきなり…。」
ムッシュジョビィ「いつまでたっても、ウデがあがらんな。」
オット「まぁ、記念写真の域を脱する気がないからねぇ。」
そりゃ、キレイに撮れるにこしたことはないんですが、
観た野鳥を記録したい、ってだけなので、記念写真で十分かと。
科学園到着後、30分たたずに、ゴールデンタイム。
オット「ありゃ、頭、黄色いねぇ…。サッソクか。」
ミヤマホオジロ「メシ中だから、静かに観ててね。」
ヤツラがチッチッチッと鳴く声よりも、
バシャバシャバシャバシャバシャバシャっと連写の音が鳴り響いていました。
いったい何百枚撮ったのだろう。スッゲーな。
ヒヨドリ「どーせ、撮られねーだろ。」
オット「ヘッヘッヘー、油断したー、撮っちゃうモンねー!」
さぁて、ミヤマホオジロはといえば、ピンボケ連発。
帰ってきてから、わかったんですけどね。
ミヤマホオジロ「サービスしてんだから、もうチョッとバシャバシャこいよ!」
オット「こ、これが限界なんですヨ…。」
ミヤマホオジロ「ほれッ、アップでドーン!!」
オット「スイヤセン、とどきません!!!」
マダムミヤマ「大サービスのアオジちゃんとセットよ!」
オット「ゴメン、枝にピントが合っちゃう…。ハハハ。」
ムッシュミヤマ「もうッ、ホントはこんなんヤダなんだからねッ!」
オット「かたじけない…。でもドンピシャにならず…。」
あまりに申し訳なくって、先に進むことにしました。
しばらく何事もなく、テクテク。
で、帰り道で、ガサゴソ。
カシラダカ「あれ!?泣いて帰ったんじゃないの?」
オット「ホントに泣くぞ…。」
ムッシュミヤマ「あら!?まだいる…。」
オット「うぅぅ、何も言い返せない…。」
マダムジョビィ「アタシら悪くないからねッ!サービスしたからねッ!!」
オット「うん、していただいた。で、シッカリ観せていただいた。」
観たからオッケー、そのスタンスは変わらん。
ライバル・ムスメよ、追いついたゼ!
時間がビミョーにあまったので、再度日影沢林道へ。
今度は日があたっていた。
キセキレイ「何度もシツコイねぇ…。」
オット「ココも、厳しいナ…。」
もう1つのお目当て、ルリビタキを観るも、
沢の向こう側で、記念写真撮れる距離ではなかった。
日影沢の管理人「なんか、もうチョッとさぁ…、」
オット「あぁぁん、みなまで言うな!!!」
ピンボケ記念写真を見ながら飲むビールは、格別です。
ウソでなく。